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このブログについて

本ブログは、新機動戦記ガンダムWの新作シリーズとして最近ガンダムエースで展開中の『Frozen Teardrop』、および『Endless Waltz 敗者たちの栄光』の考察・感想・情報収集のために運営しております。基本的に、どこよりも早いニュースや、あらすじの掲載はありません。にも関わらず、発売日以降は既知としてネタバレ全開で扱いますので、悪しからずご了承くださいませ。


エントリは、誤解を招く内容を発見した時や、状況が変化した場合に加筆修正する場合があります。

2011年11月27日

つぶやきまとめ:FTにおける設定の尖鋭化について

フレンドさんのFTおもしろいよ、というつぶやきを受けて。
ちなみに私は、現状のリリーナの考える完全平和主義は(彼女の言及通りに)少数の犠牲を強いる点で不完全だと考えていますので、物語における主義自体の是非を問う段階には達していないと判断しております。抑止力の話はどこかでしたいと思っていますが。

※現時点では、単なるマクガフィンとして扱っても良いのではないかと思います。

2011/11/26のTweetより

  • 同じく超楽しんでおります。でも戸惑う気持ちも分かります。本編の続きと言うよりも、テクノロジーの断絶ぶりやキャラクターの尖鋭化の手法からもわかるとおり、完全に別ガンダムと思った方がよいでしょう。 #GWFT
  • リリーナ様に設定盛り過ぎじゃないか(しかもサイバーパンク的ギミック)と思われる方もいらっしゃるでしょうが、これは、彼女がピースクラフトとして生きることになった時(サンク再興あたり)から、彼女が負っている業を目に見える形にしたものと考えられないでしょうか。 #GWFT
  • 彼女が死ねば人口の半数が死ぬ、というのは、すなわち、彼女が社会的な死を迎えれば、すぐにその影響が現れなくとも、いくらかの時間のうちに、それだけの(戦乱などの)犠牲者が出る、ということを分かりやすく設定化したものだと思われます。 #GWFT
  • 補足:犠牲者というのは死人じゃなくて、社会的な犠牲となる、という意味程度に受け取っていただければ幸いです。 #GWFT
  • 旧パイロットとその後継者も、それぞれの対が抱えるテーマを明確にするためのギミックと思われます。テーマが目に見えやすくなるように状況を設定しているのが、FTではないかと思います。W本編とはずいぶん違いますね。
  • それが拒否反応につながってしまうのは、ある意味必然ですし、ある程度は仕方ないかとかと思います。ですから先ほど、本編とは別のガンダムといっても良いほどの隔たりがある、と申し上げました。 #GWFT
  • @*** 個人的には盛ってるではなくて、鉛筆のように研いで先を尖らせている、というイメージなのです。 #GWFT

あと、「戦闘がファンタジーすぎて何が起きているのか分からない」という意見がありました。
確かに分かりづらい。ですが、意図してそうしていると考えられます。

  • @*** はい、おおむねつくと思います。個人的には考察終了しております。それを「ついていけない」描写にしているのは、次世代たちの「次なる戦い」がいかに旧パイロットたちの理解しづらい、超越した戦闘になっているかを表現しているのだと考えます。 #GWFT
  • で、我々の視点は、旧世代側の「次なる戦いについていけてない」側。 #GWFT

2011年11月26日

つぶやきまとめ:MCファイル4の感想(3)

先月号が発売された折に、今月はターニングポイントにして、第1幕―――内容的にはガンダム争奪戦―――の幕引きの回ではないかと推測しましたが、だいたいそのような感じでした。もとい、予想よりも核心寄りの部分が多く明かされたので、驚いております。
物語の進行的には、2時間映画の30分過ぎたあたり、という感触でしょうか。

2011/11/25~11/26のTweetより

とりあえず、キャシィの裏切りが明かされるのではないかという予測は外れました(ですが、まだフラグが折れたわけではないです)。
ウィナー兄妹の話は面白かったです。核心自体はお話に語られていますので、思ったことをつらつらと。

  • こう書くと身も蓋もありませんが、カトルの知的能力がゼロシステムに近しいのと同様に、AIサムと宇宙の心は、アルゴリズム的には非常に近しいというか、ほぼ親戚ですよ? #GWFT
  • カトルやカトリーヌの宇宙の心は、感受性が極端に鋭いだけで、人のリアクションを自らのふるまいにフィードバックするAIサムと、基本的に処理していることは同じであります。たぶんね。 #GWFT
  • それをカトルは「宇宙の心」として受動的に受け止めているし、カトリーヌは逆なだけである。願ったことが現実になってしまうというのは本人の感じ方の問題で、そうなる予兆を何がしかをもって感覚しているはず。本質的には同じです。 #GWFT
  • 例えば、猫なんか気まぐれが本質みたいなもんですから、ちょっと違っても「猫だから気まぐれ」で済むし(負のフィードバック)、たまたま同じ仕草を取れば「まあサムとそっくり!」と喜ばれる(正のフィードバック)。その中でサムらしい(とされる)行動が洗練されてくるわけです。 #GWFT
  • 今月は先月に引き続き、ウィナー兄妹のことばかり考えているなあ。
  • ええと、3巻のカトリーヌの言動(かなり本気でカトルに別れを告げている)と、今回までの連載分読んで、カトルがどうしたかは何となく推測つきました。一番簡単なのは、プロメテウスのコンテナにあらかじめマント入れておく、ですね。 #GWFT
  • じゃあ最初からカトリーヌ捕獲しておけということですが、おそらく、MDマグアナックは次なる戦いのために、もう戦えなくなったマグアナックからウィナー兄妹に託された、いわば共有財産だったのではないかと思います。 #GWFT
  • それが、カトリーヌの様子がおかしいことから始まって、どこかのタイミングでMDマグアナックが持ち出された時点で、カトルとしてはおそらくカトリーヌを泳がせにかかったと思われます。誰と接触しているのか、とか、カトリーヌの行動の背後を洗い出すために。 #GWFT
  • 宇宙の心がナノディフェンサーで防御できると勘違いされている方がいらっしゃいますが、違います。宇宙の心自体は、彼ら兄妹の異常な空気読み能力です。それを欺くには、マントを贈って「僕は君の味方です」という、過剰なメッセージを送る必要があったということです。……たぶん。 #GWFT
  • なお、うっかりシンクロニシティという心理用語を使ってますが、あれは間違った用法ですので信じちゃいけない。詳しくはWikipediaか、ユングの本をお読みください。難しい概念ではあるのですけど。(-ω-) #GWFT
  • ウィナー兄妹ほど、自分は誰かに認められたい、とか、自分らしく生きたい、とか、割と現代っ子的な自己実現の悩みを抱えてるキャラはWでは珍しいというか、たぶん彼らしかいないような気がする。 #GWFT

全貌ではないけど、いくばくが明かされたPPPとオペレーション・ミュートスのこととか。
システム系の話になると俄然元気になります。

  • ナノマシン(受信側)の作用機序がよくわからないんだ。普通に考えると、動脈硬化症の結果として血栓ができるので、記述のままだと因果が逆転しています。 #GWFT
  • なので、集合して何らかの物質を作り出す→動脈硬化を引き起こす→多臓器不全 みたいな感じかと脳内補完しました。私は医学はずぶの素人ですので、医療関係者の方がいらっしゃいましたら、考察をいただけると幸いです。 #GWFT
  • リリーナを目覚めさせた犯人と、フォボスの組織に大統領暗殺を依頼した黒幕は、同一と考えてよさそう。 #GWFT
  • しかしPPPが人口比50%の普及率になる前に、どうしてプリベンターは製薬会社を抑えなかった……機能判明後、どう考えてもそこ調査するのが最優先だっただろうに……。 #GWFT

プリベンターにも内通者がいるんじゃないか、あるいはPPP普及側組織が入ってきてるんじゃないか、との指摘がありました。
あと25年(推定)も何やってたんですかプリベンター。しっかりしてください。

  • @*** 組織が巨大化しすぎて(階級制度が入ってきてる)腐ってるのはありそうわあああっ( #GWFT
  • ナノマシン投入されたの自体、あの誕生日の日なのか、それよりも前なのか。あ、そういえば、エピゼロに出てくる次の政府(エピオン・ド・テロス)の首領っぽい人、微妙にゼクスっぽかったですよね。 #GWFT
  • ナノマシンですって、かわいそうに! とかなる前に、どうやってシステム構築するか必死に考えてる自分なんか怖い。どうやって生体の死亡を検出すればいいのか、とか、どうやって解明したのか、とか、どうやって外部からの信号を受信するのか、とか。 #GWFT
  • 死亡時に生成されるなんらかの物質を検出する、かな。#GWFT
  • で、死亡検出からどうやって外部にそれを発信するのか? 電波暗室で殺しちゃえばOKじゃないの? 逆にデッドマン装置の一種ならば生存中は絶えずpingを打ち続けなければなりませんが、それだと凍結中信号が飛ばなくなるのでやっぱりアウト。 #GWFT

あとで冷静に考えると、ナノマシンは低温でも作動すると考えればアウトでもなんでもありませんでした。すみません。

  • リリーナが死ねば信号が飛ぶ、までは大丈夫だと思う。また、受信側のナノマシンが神経系にとりつくとかであれば(例えば視神経)、受信も問題ないと思う。途中の経路がわからん! だからプリベンターも最初は打つ手がなかったのかな、うきー! #GWFT
  • しかし25年も経ってるんなら、せめて受信側の除去の研究を進めておいてください。(しかし、分かった所で高価過ぎて、とか、設備が、とか、説明したら大パニックになる、とか諸問題はあるのですが) #GWFT
  • RT @***: 中から発信ではなくて、外部から定期的にビーコン的に打ち込んで反響をキャッチなら広範囲でいける気もする。(電波遮断系の云々は、一定期間打ち込んだビーコンの反響がないとアウトということで)で、死亡判定は死後凝固してきた血液成分で反響が変質とか(そろそろ頭ぱーーーん!)
  • ***さんの死亡判定システムが一番しっくりきた。これだと、リリーナ様実質、装置があるところ以外に行けなくなる監禁状態になってしまう。 #GWFT
  • そこで、リリーナ様気弱化改変計画ですよ。<どこにでも行きそう #GWFT
  • Felicaみたいなものかしら。<受動的な検知
  • しかし、外部の検知装置をぶっ壊すかハッキングすればと思わなくもない。ダミーのロジックを走らせてしまうとか。その対抗には、装置同士の相互監視かなあ。よし、ハッカーの領分になってきたぞ。すごい難度高いセキュリティのようですが。 #GWFT
  • ドロシーは相変わらず人を試すお方だわ。さすがトレーズ様のいとこ。 #GWFT
  • @*** ヒイロたんの手にかかれば受け入れて穏やかに死んでくれるはずだと、こうですかドロシーたんわかりません! #GWFT
  • でも、ドロシー実は、あのヒイロ・ユイなら、きっと何とかするだろうと期待していると思うのだ。 #GWFT

スノーホワイトの追加装備である《7つの矮星》ですが、描写から勘案するに、各種のナノマシン弾を撃ち分ける投射兵装ではないかと思われます。
弾がナノマシンとはどこにも書いてないので、推測に過ぎませんが。

  • スノーホワイトの7つの矮星はナノマシン投射兵器! 推測ですが、赤は空気と反応して粘着焼夷弾と化すタイプ、青は吸熱反応を引き起こすタイプと思われます。スノホワに狙撃&格闘MSという謎の属性がつきつつあるな……。 #GWFT
  • 赤と青しか出なかったけど、弾さえいろいろ開発できれば汎用性高そうですね、ジーベンツヴァーク。 #GWFT
  • ちなみにナノマシン弾が途中で鳥っぽくなるのは、半分はイメージとしても、速度が落ちてきた時点で揚力獲得のためにそう形状を形成しているのではないでしょうか。などと。 #GWFT
  • (なお、空力兵器はよく分かっておりません)
  • なんかよくわかんないけど、カトル様初老組で2番手のガンダム搭乗おめでとうございます。 #GWFT
  • すいません7つの矮星、ナノマシンとは全然書いてませんね。しかし、ナノマシン系の兵器と考えた方が筋は通ってると思います。 #GWFT

つぶやきまとめ:カトルについて考えてみた

2011/11/15のTweetより

カトルは本当に優しいだけの人かしら? という問いかけがあったので、考えてみました。
カトル好きな人を怒らせかねない考察になっております。
途中で、カトリーヌと比較したりしているので、カテゴリはFrozen Teardropにしております。

  • 私は私でカトル様の考察を進めておったのですが、私の中のカトル様観かなりひどいので公開するときっと怒られます。
  • EZが腐海に埋もれたので、EWの文庫本片手で。EZにしかないところはうろ覚えなので、間違っていたら指摘していただけるとうれしいです。
  • 5人のうちで、カトルだけ、オペレーション・メテオまでに大事な人を失ってないんですよね。
  • じゃあなんで戦うのかというと、うろ覚えのままEZから引用するに「ボクは自分を誇りに思える人間になりたいんです」何甘いこと言ってんですかカトル様(※くどいようですが私はカトル好きです)
  • 家出した際に連合と交戦しているので、殺人はやっちゃったかもしれないけど(カトリーヌはこれがきっかけで普通の人生から転落した)、取り返しのつかない道を突き進んだという感じがしないのですね、彼だけは。
  • やばい、トレーズ閣下と同じ思考回路にはまりかけた。カトル様要するに戦いを自己実現の手段にしてしまってるのではないかと。命がけだし、本当に優しいからだろうけど……。
  • 自己実現で殺人をやっちゃうのはやばい気がする。気持ちはとてもよく分かるけどやっぱりそれはやばい。真に地球圏のために役立ったかどうかは別として、切実さの解消としては、あまりにも対価が釣り合ってない。
  • ドロシーはTVの最後らへんの決闘で、カトルがあまりにも利他的で優しいのがいかんと断罪していた気がするけど、EWとEZを通してみるとちょっと違うような気がしてならない。
  • そんなわけで自己実現のためにうっかりガンダムに乗ってしまったカトルですが、父を失って姉を傷つけて、初めて知ってしまったのかもしれない。アイデンティティを求めるあまりに自分が戦いによって何をしでかしてしまったのかを。
  • ザイードは、カトルのそんなところを案外見抜いてたんではないかしら。誰もが通る思春期のはしかみたいな感じで……(というのも、ザイードにカトルに似た匂いを感じるからで)
  • ザイードのどこがカトルに似てるって、思うところを資金にあかせて実行に移してしまうところですよ。しかもやりすぎな形で。何ですか29人(のちに30人)の試験管の娘って。
  • 父親と和解できないまま喪って、彼のやり方ではだめだという信念が強化された挙句にゼロを造ってしまうのだけど、誰かのため戦うとか言いながら、結局家族も守れなかった自分に耐えられなかったのではないかしら。ゆえにサンドロックの再建じゃなくてゼロに走った。
  • みたいなことをつらつら考えていますが、今に至るまでうまくまとまりません。まとまれば、FTのカトルに繋がるところが出てくるかなあと思ったのですが……。
  • という、カトルがぶち切れるイベントには2つ以上の原因があったのではないかと思ってる説なのですが、今のところ証明しようがありません。
  • が、カトリーヌが今再び、リリーナのために戦おうとしているあたりにテーマの繰り返しがみられるので、もしかしたらFTで取り上げられることがあるかもしれないなー(読みが当たっていることが条件ですが)と思っております。終わり。

連鎖の鎮魂曲において、カトルはカトリーヌに向かって、「君は君らしく生きているか」「それを追い続けて死ぬのかもしれない」と発言しているので、年ふりたカトルは、そうしてしまった自分を引き受けて生きていこうと決めたのだと、思っております。

追記

フレンドさんから重要な考察をいただいたので、概要を付記いたします。

「敗者たちの栄光」のノベンタ暗殺の回において、トロワと五飛がノベンタに対して連合の罪を糾弾する中、カトルだけは彼を許して、逃がすという判断をした。
なぜならば、カトルは他の4人と違って、怨みや憎しみで戦っているわけではないからである。
彼だけは性善説に立って、「人類にはまだ救いようがある」と信じて戦っている。それは、社会に対して(この段階では)絶望したことがないからではないか。

※しいて言えば、義憤かなあと思っているのですが。

2011年11月22日

MCファイルでの時間経過(暫定版)

ねえ今何時なの?

というわけで、仮定に仮定を重ねてざっくりと計算します。
なお、このエントリは、クリュセとオリンポスの間がものすごく離れているのに、ホバー艇で移動するのは非現実的ではないか? と疑問に思ったことをきっかけに書きました。物語の進行とともに更新・修正される予定です。

  • 経度が15度ずれるごとに、火星の太陽時で約1時間の時差が生じる
  • カトリーヌがホバー艇ザグレープで出奔したのがクリュセ(西経40度くらい)の深夜
  • それとほぼ同時にヒイロが、北極冠にて冷凍睡眠より覚醒/なおこの季節、北極冠はおそらく極夜(ずっと夜)
  • カトリーヌとヒイロ、Jrの交戦がオリンポス山麓(西経135度くらい)の夜明け
  • ナイナとJrの交戦がフレグラ諸島(東経165度くらい)の日没

それぞれ適当に、深夜=午前0時、夜明け=午前7時、日没=午後5時と考えると、

  • オリンポス山麓が夜明けを迎えるのはクリュセから遅れて約6.3時間後(経度差約95度)、つまりカトリーヌが脱走(≒ヒイロが覚醒)してからヒイロ、Jrと交戦するまでは7時間+6.3時間で、約13.3時間
  • フレグラ諸島が日没を迎えるのはオリンポス山麓から遅れて4時間後(経度差60度)、オリンポス山麓戦のあと、ナイナとJrが交戦するまでは10時間+4時間で、約14時間

よって、現在は物語の開始時点から約27.3時間後となります。
ただし、オリンポスからフレグラに移る間に日付変更線を超えていますので、日付は前日に巻き戻っています。
あっ、早くも考察終わってしまった……。

なお、赤道での経度1度=約60kmとすると、北緯20度くらいでの経度1度あたりの距離は約55.7kmなので、クリュセからオリンポス山麓まではおおむね55.7km/度×95度≒5291km、ザグレープの速度は5291km÷13.3時間≒398km/hとなります。
ホバー艇としては、すごく速いですが未来だし、まあなくはない、という速度に落ち着きました。

それより謎なのは、ショーフック2の方ですよ……どんな爆速潜水艦ですか……。

※Excelで =惑星半径*COS(緯度/180*PI())*2*PI()/360 ってやりました。

2011年11月19日

Frozen Teardrop MCファイル編年表(暫定版)

AC⇔MCの換算はあくまでも暫定です。今後物語のピースが埋まるにつれ、変動する可能性が大いにありますので、決して鵜呑みにしてはいけません。

火星独特の、四季をさらに2分割する数え方ですが、MC0022において第2春→第1冬→第2冬の順番で現れるので、第1春→第2春→第1夏→第2夏→……→第2冬の遷移でほぼ確定と思われます。
なお、なぜ12か月のカレンダーを運用していないかについてですが、推測の手がかりとしてはこちらをご参照ください。

季節間にかなりの日数差があることがご理解いただけるかと思います。

地球暦 火星暦 月季 出来事
AD?     ノイエンハイム・コンツェルン創業
AC?     木星圏にて、《エウロパの藻》が発見される
AC初期     フロン人工大気放出による火星改造開始
      研究者ラーナ・グリーン、エウロパの藻による火星改造を提案するも受け入れられず
AC130~     ノイエンハイム所有の特許権群消失、コロニー建設ラッシュ開始
      ノイエンハイム、火星のパラテラフォーミングに着手
AC182 MC0001   パラテラフォーミング完成
AC186     ウイングガンダムゼロ設計
AC187 MC0003   輸送中のMO-Ⅶ、アージャイル高原へ落下
AC190     スノーホワイト他試作4機完成
      第2次月面戦争
AC194     XXXG-01型初号機他5機完成
AC195   4月 オペレーション・メテオ
    12月 イヴ・ウォーズ
AC196   12月 マリーメイアの叛乱
AC197 MC0010 ゼクスとノイン、プリベンターとして火星圏へ
    4月 サンクキングダム城館人質監禁事件 翌日PPP発覚
    リリーナ、冷凍睡眠に就く
    ヒイロ、冷凍睡眠に就く
AC203 MC0012 第1春 デュオ、ヒルデと別れる
    第2秋 デュオ、火星圏に移住
    ナイナ、ミル、出生(推定)
AC205 MC0014 第1夏 ドクトルT、キャスリンとともに火星圏に移住
    第2冬 デュオ、事故で入院
AC206 MC0015 第1春 デュオ、ヒルデと結婚
    カトリーヌ、出生
    デュオJr、出生(推定)
AC208 MC0016 第1春 デュオ、ヒルデと離婚、ファザーを名乗る
    火星連邦、マーズスーツを配備開始
    老師張に依頼され、ドクトルTとW教授、4機のガンダムを製作開始
AC211 MC0017 第1夏 ファザー、ゼクスと邂逅しナイナを預かる
    第2夏 ナイナ、孤児院へ
      ファザー、デュオJrと邂逅
    火星連邦独立宣言・MC暦制定・ミリアルド大統領が連邦代表を兼務
AC213 MC0018 第2冬 ナイナ、孤児院を去る
AC219 MC0020 第2秋 カトリーヌ、ドクトルTのもとへ
AC220 MC0021 ガンダムエピオン、ラナグリンにて発見される
    第1冬 火星連邦政府大統領ミリアルド暗殺
      ラナグリン共和国、火星連邦に対し宣戦布告
      フォボス、パイロットとして訓練開始
AC221 MC0022 第2春 リリーナ、冷凍睡眠より覚醒、火星連邦大統領に選出
      カトリーヌ、リリーナ、ナイナ、ミルと邂逅
      フォボス、地球圏を離脱
    第1冬 フォボス、惑星間航行中に事故
    第2冬 地球圏統一国家大統領ドロシー、オペレーション・ミュートス発動
      カトリーヌ、プロメテウス強奪
      ヒイロ、冷凍睡眠より覚醒

2011年11月2日

エンドレスナイト

チケット争奪戦に打ち克ったので、行ってきました。
チケットの販売方法すら不明なうちから、飛行機のスーパー特割チケットを抑えていたのは秘密です。

イベント自体のレポートはあちこちに上がっていますので、割愛いたします。個人的には、隅沢克之さんを生で拝見できただけでも、行ってよかったです。
なお、隅沢さんはたいへん可愛らしいおじ様でした。

サンドロックは、オペレーション・メテオ参加5機の中では華美な方なのに、一緒に展示された周囲が悪すぎて完全に埋もれていました。

ヘビーアームズの試作が一緒に展示されていました。暗くて分かりにくかったですが、光造形からプラ造形に変わっていたような気がします。

一緒に展示されているのは、ガレージキットでリリース予定のリーオーのようです。塗装済みで欲しい……。

キャラデカールバージョン。イラストは小笠原智史さんのものです。ガンダムエース本誌に掲載されていたものは、チャリティオークションで旅立って行ったと記憶していますので、これは新たに試作されたものと思われます。
劇場内のアンケートで、デカール商品に関する項目があったような気がしますので(うろ覚え)、需要ありと判断されれば商品化されるのかもしれません。

つぶやきまとめ:MCファイル4の感想(2)

2011/10/25~11/02のTweetより

  • 機体は新造だけど、ファザーからビームサイズは引き継いだというのが、なんというかムネアツで良い。今号の内容とあわせて読むと、たぶんJrはそういう子なのだ。 #GWFT
  • あと、MC世代の戦いは本当に魔法と見分けがつかないレベルに到達しつつあります。Jrのスキルとか、生身であれを行使できるとしたら、絶望するしかないぞ。 #GWFT
  • ガンダムの遠隔操作兵器系というと大体ファンネル系だったので、違う方向を目指したんじゃないですかねナノマシン兵器。トールギスヘブンは前振りに過ぎなかった! なお、火星連邦(ナイナたち)にはない技術のようなので、ラナグリンとプリベンターの保有技術と思われます。 #GWFT
  • しかしなんですな、幻惑兵装なんぼ持ってようと、結局本体が距離を詰めないと倒せない訳で、頭に血が上って力ずくで詰めた時点でJrは詰みましたね。撃墜されただけだろうと思いますので次はがんばれ。 #GWFT
  • @*** イメージはJrが自前の想像力でコントロールしていると思います。怖いのは、どうも生身であってもコントロールできていることかと(ウサギが湧いてくるくだり)手段としてはイメージ・トレースの可能性が。 #GWFT
  • @*** もっさもっさの髪の中に、フィードバック機器隠してるかもしれませんよ?<Jrの生身での手品 #GWFT
  • ていうかナノマシンでガンダムの姿作れるんなら、もうガンダムいらなくね?(酷いことを言い出す) #GWFT
  • なお、スノーホワイトの追加装備「7つの矮星」ですが、矮星も小人も、英語では同じ「ドワーフ」です。ドイツ語ルビでしたが、恐らくドイツ語でもそうでしょう。つまり、「7人の小人」の迂遠な和訳。 #GWFT

しかし戦闘が続くと、世界観の開示が相対的に少なくなるので、考察が寂しいことになりますね。来月も戦闘なのかしら……。

  • 壮年カトル様(めんどくさい大人仕様)にも萌えてしまったんだが、どうすればいいですかもにゃもにゃもにゃ(ブリトー食みつつ)
  • 前回の回想ではもうちょっと普通だった気がするので、ここ10数年で何があった……という感じですね……。カトル様……。 #GWFT
  • 友情を試す行動を取るというのに心当たりがありすぎてあーあーあーあー。普通に大人になるって難しい! #GWFT
  • トロワ先生へのダメ出しっぷりを読んで、TV終盤でみんなの戦い方があんまりにもあんまりで「このままじゃダメなんだこのままじゃ……」と追い詰められてたカトル様をふと思い出したなど。 #GWFT
  • カトル様は父とも関係修復できないまま父を失って、大事な姉を傷つけて、妹ともうまく関係を構築できないまま敵味方に分かれて(裏切ってないという仮定)、Jrが素直に羨ましいのかもしれませんね。Jrのそれも若干なんかおかしいのだけど。 #GWFT
  • そして戦士の勘を忘れて、頭だけで戦術組んじゃってるトロワ先生に萌える。まさか操縦棹握ってくれるとは思ってなかったので大歓喜でしたが、実戦離れて長いんだね……。 #GWFT
  • 理屈倒れのトロワ先生と呼んで差し上げよう。 #GWFT
  • トロワ先生の比喩が過剰なのは、彼が自分は空っぽだと思っているから(自らの言葉を持たない)の表現で良いのでしょうか? トロワスキーな方の見解をお聞きしたいです。 #GWFT
  • BOPの内容を思い返して、今月のFTの内容を思い返して、思うところがあるのだけど、後ほど。誰も傷つけたくないばかりに、仲間以外に身を寄せ合えないまま大人になってしまったのは哀しいなと思ったりした。解釈合ってるかは分からないですが。(メモ) #GWFT
  • 当初は、世界観を広げないために狭い範囲の人間関係で話を作ってるのかなと思ったわけです。でも違うかもしれない。AC195年組ほぼ全員、身内で固まってしまっていること自体が異常なのかもしれない。などと。 #GWFT

先月から見え隠れしていた裏切りフラグが、ここに来ていよいよ表面化しました。最初は普通にカトルを疑ってしまったのですが、そうでないような気がしています。

  • うーん、やっぱり裏切り(トロワから見て)はキャシィのような気がしてきた。思えば空気過ぎる描写は伏線だったかもしれない。ただ、ドロシーの命でかそれ以外でかはちょっと分からない。ドロシーの命だったら面白いとは思うのですが。 #GWFT
  • もし予想が当たるなら、火星連邦(背後にノイエンハイム)・ラナグリン(ナノマシン技術権威者としてヒルデ)・プリベンター・旧ガンダムパイロット で4勢力になる。 #GWFT
  • じゃあ五飛はどこ勢力になるんだと訊かれるなら、旧ガンダムパイロットになるのではないかと。プリベンターの中でも彼は孤立している。彼がプリベンター側(というのも変な表現だけど)なら、ガンダム2機が納入されてきた時点で機体奪取できてしまう。あと嘘つけなさそう。 #GWFT
  • プリベンター(統一国家)と火星連邦が共謀しているとすると、いくつか腑に落ちる点はあるんですよね。リリーナ様からドロシーにヒイロ解凍の依頼が行ったりとか。 #GWFT
  • で、(ナイナ言うところの)ラナグリンの黒幕を引きずり出して倒して火星再統合して統一国家に編入、ガンダムパイロットたちは、そのための敵役として歴史の舞台から退場してもらう、まで妄想しました。 #GWFT
  • 今のリリーナ様だと、「彼ら(ヒイロたち)は平和のためなら我が身を犠牲にすることも厭わないでしょう」と普通に言いそうなので、これがまた怖いのであった(本来は違いますね) #GWFT
  • あ、微妙にドロシーが悪くなってしまったわ……。でも土壇場の切り抜けを期待しそうなお方だしなあ……。 #GWFT
  • プリベンターは本当に火星連邦と敵対しているのかしら。今のとこ交戦したのが五飛だけなので、なんか怪しさが抜けきれないというかなんというか……。親地球圏派とは手を結んでいてもおかしくないと思うの。 #GWFT
  • ヴォヤージュを容疑から外したら、キャシィの単独容疑がますます濃くなった件。彼女が来たときは基地のセキュリティはガチガチだったはず。どうやってリリーナとノインは何の苦労もなく最奥までたどり着いたのかと考えると、(続く) #GWFT
  • 超一流のハッカーである彼女が、デュラハンを招くがごとく内部から招き入れたと考えるのが、今のところ一番筋が通ってしまう。ワルキューレの騎行も、ミルの月光がナノマシン制御になんらかの影響を及ぼしているっぽいところを勘案するに、何らかのプログラムかウイルスだったかも。 #GWFT
  • もし合っていれば彼女の奇行じゃなくて計算ずく……でも、動機が分からないのだ。もし彼女が裏切りだとしても、彼女の目的がまだ読めない。プリベンターの真の意志か、火星連邦か、ラナグリンか、どれだかさっぱりだわ。 #GWFT
  • 個人的にはそうなったら面白いなーと思っているので、キャシィは地球圏の考える真のオペレーション・ミュートス遂行任務を負っている方に一票投じますw #GWFT
  • いくつかFT感想ブログを見て回っていまするが、裏切り候補の列挙にすら挙げられてないキャシィの影の薄さに全俺が号泣しました。ハズレでもいいから思い出してあげてください……。 #GWFT

2011年11月1日

つぶやきまとめ:ガンダムWのファンの振り落としっぷりについて(3)

毎月(特にMCファイル連載中に)よく見られるフレンドさんたちの苦しみを見ながら、少ない脳みそ振り絞って考えたりしました。

2011/10/31のTweetより

  • なんか自分の好きなキャラが素敵な大人―――例えば、人格、相応の地位、人間関係の成立―――になっていなくてがっかり、という気持ちは分からなくもない。というか、私が言及していないからといって、その印象段階を通過していないと思われるのは、それはそれで心外であります。
  • 認識違いを認めて受け入れるのはとてつもなく負荷がかかるものであります。誰に対してでも、何に対してでも。私もまた、例外ではなく。
  • 言っちゃなんだが、素敵な大人は所詮脇役にしかなれないような気がする。なので私はこれでいい。大人向けジュブナイルというフレーズが頭に過ぎってるのだけどうまく説明できる自信がありません。
  • 「お前はオレだ。すべて判っている」の台詞が今のところ、あの小説の立ち位置のヒントのような気がするのですよね。(続く) #GWFT
  • Gパイロットたちの変遷については、放映当時少年少女で、社会の要請に押しつぶされている(中二的表現)けれども未来は明るいに違いないなどと思っていた世代が、ちょうど30代を迎えて、自分がかつて想像していたような立派な大人にも何にもなってない、みたいな比喩を感じております。 #GWFT
  • なので、なんであんなにファ……げほげほ、キャラがクズに……みたいな衝撃は一瞬で、あとは「もしかして、我々のことなのか」などと思って親近感を抱いたり……。これが、以前呟いた、私がMCの元パイロットたちに感じる親しみの正体だと思います。 #GWFT
  • さっき、大人向けジュヴナイルと書いたのは、それゆえです。ただ、そうなった我々への慰撫や傷の舐め合いはFTの目指すところではないと思います。成長しなかったことに相応の報いがあり、成長しなかったからこそ、今回もチャンスを与えられて物語の中心にいる。 #GWFT
  • 大人向けジュヴナイル、の前に、「大人になりきれなかった」を付け足そう。 #GWFT
  • ちなみに、五飛たんだけ立派な立場ですね、と考えることもできますが、自己の人生の問題を抱えながらも、そこそこやってた残り3人を再び戦いに巻き込んだのは、まごうことなく彼でございます。上からの命令かもと疑ってますが、(続く) #GWFT
  • 少年時(=BOP)に誓い合った、相互破壊保証の呪いはかくも深いものかと……。 #GWFT
  • @*** こ、心が、体が、痛い……!(爆)なんで、まあ、棚に上げてモヤモヤしたり責める気にはなれませんねえ……。
  • というのが、(あんまり明かされそうにない)FTのスタンスに対する私の読みですが、何か他のご意見も伺いたいのでリプライお待ちしております。
  • ガンダム卒業して大人になれ、と言ってる富野神に比べたら、まだしも優しいですねえ……。
  • しかし、もしこれが合ってるなら、ある意味今現在まさに少年少女の人や20代前半の人は置いてけぼりとも言えるのう……。 #GWFT
  • TV本編も、当時は「キャラ中心の女性向け頭カラッポアニメ」が主な評価で、後年になってから変わってきたので、たぶん無事FTが完結したとしても、評価が定まるのはだいぶ後でしょうね。 #GWFT
  • @*** いいと思いまーす! 私も何から何まで絶賛しまくってるわけではなく、科学描写が……ちょっと言葉足らずが……などとモヤっておりますので、お互い様でございます。
  • むずい、受け入れるのはつらい、でも楽しい、大好きだ! #GWFT
  • 自我ある者の業で、自分が誤っていることはなかなか認めたくないものです。だから、整合性のそこそこある他の解釈が知りたいのです。きっとどこかにはあると思って日々検索に精を出すわけです。見苦しいですね。

科学考証が若干物足りない、とは毎回思ってはいるのですが、これについてはまたいずれ……。一言で言えば「監修の他に科学考証スタッフつけてください!」になるんですが。