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このブログについて

本ブログは、新機動戦記ガンダムWの新作シリーズとして最近ガンダムエースで展開中の『Frozen Teardrop』、および『Endless Waltz 敗者たちの栄光』の考察・感想・情報収集のために運営しております。基本的に、どこよりも早いニュースや、あらすじの掲載はありません。にも関わらず、発売日以降は既知としてネタバレ全開で扱いますので、悪しからずご了承くださいませ。


エントリは、誤解を招く内容を発見した時や、状況が変化した場合に加筆修正する場合があります。

2011年3月27日

つぶやきまとめ:MCファイル3の感想(1)

2011/02/26~03/26のTweetより

  • 火星が試される大地過ぎます。 #GWFT
  • 神父のカッコしたファザーに遭遇したお兄ちゃんに、渡したいものがあるんだ……。 っ【真っ赤なコート】【砂糖水】【ラブ&ピース】 #GWFT
  • @*** そうそう深宇宙惑星アクションですよ! #GWFT
  • とりあえず、MC0017で30代入ったくらいとファザーが明言してくれたので、今のファザーは、純粋には40代初めですね?<外見はさておき #GWFT
  • そして、JrはMC0017第2夏で4歳(であの知識!)ということは、現在は14~15歳。計算終了。ほんのちょっと幼く見えるのはあながち間違ってないかもしれない。 #GWFT
  • 逆算すると、今はAC221年~222年くらい。そしてAC187年にMO-IIV火星落下。パラテラフォーミング完成、つまりMC元年はAC182~3年あたり? #GWFT
  • ぎゃーす、よく見たら火星に軌道エレベータありやがる! やっぱり!! #GWFT
  • 作るよねー、地上が空白地帯だらけで企業が支配している星なら、やっぱり作るよねー(したり顔で)←イタイ人 #GWFT
  • なんか、年表眺めていると、ゼクスとノインさん、火星圏に駆け落ちしたんじゃなくて、ディズヌフさんをどうにかするために旅立ったとしか思えなくなってきた……。 #GWFT
  • つまり、AC197の時点でレディ・アンはすでに火星圏の動向とそれにまつわるリリーナの危機を察知しており、内密で二人を火星に送ったのかもしれない。 #GWFT
  • もしヒイロとリリーナの冷凍睡眠入りがノイエンハイムの陰謀の一環にあるとしたら、なんでそこでDr.Jの設計した冷凍睡眠装置が出てくるのか? 両者の間に何らかの関係があったりするの? #GWFT
  • もしかして、EVOLVE../7(もしくは漫画のライジング・アゲイン)でDr.Jが幽閉されていたのって、ノイエンハイムゆかりの施設? でもそうだとすると、なんだか腑に落ちるような気がするし、リリーナはその時点ですでにノイエンハイム家の掌中に落ちていることになる……。 #GWFT
  • リリーナ、Dr.Jと面会して惑星改造について会話→ゼクスとノイン、ノイエンハイムの計画阻止のために火星圏に→しかし地球圏にてリリーナ冷凍されて人質にされ、さらに火星圏に連れ去られる→ヒイロ、リリーナ奪還とその際の不測の事態に備えて冷凍睡眠に入る→そして現在 #GWFT
  • 冷凍されたのは火星行く途中かな、フォボスが伝え聞いた噂によれば。 #GWFT
  • Dr.J面会の場にはサリィさんがいた。もしかすると、Dr.Jが設計していた冷凍睡眠装置は、ノイエンハイムによってリリーナのために設計させられていたもので、Dr.Jはその写しをサリィに託したのかもしれない。これでノイエンハイムの計画を阻止しろという意味で。 #GWFT
  • ……なんだか異様に辻褄が合うような気がするんですが、どなたか反証がありましたらよろしくお願いしたいです……。 #GWFT
  • ……うーん、まだP3とEVOLVE../7事件の黒幕とノイエンハイムのつながりがよく分からない……でもビルゴIV……うーんうーん……。 #GWFT
  • ちなみにプリズム粒子コートは、本が行方不明だけど確かティエルの衝動初出、つまりバートン財団ゆかりの技術。その技術がMCでプリベンター側に出てくるということは……ええとどういうこと? #GWFT
  • EW以降にバートン財団の技術者がプリベンターに行ったのかな。 #GWFT
  • リリーナとノイエンハイムの間にはコンタクトを取る理由がある。火星改造計画について、彼女がそれを国家規模のプロジェクトにするには、企業レベルで先行しているノイエンハイムと協調しなければならないからだ。 #GWFT
  • ノイエンハイム的には、火星改造が国家プロジェクトになってしまうのは大変まずい。自分たちが先行投資してきたものが、後から来た国家に取り上げられ、他の有象無象の企業や団体に分配されてしまうことになる。 #GWFT
  • @*** まさかノイン家から話が展開するとは思いませんでした……。ただ、あの世界の貴族(特にロームフェラ関連)は、利益追求集団としての性質を備えていますので、ああいう家だという設定はおおむね納得いきます。 #GWFT
  • むう、ここまではおおむね納得いったんだけど、リリーナを人質に取られたまま25年?経過する意味が分からぬ。最後までにはおそらく解き明かされるのだろうけど。 #GWFT

デュオ、ファザーのクローン説勃発。
赤の他人なら、ヒルデを「オバサン」と呼ぶように、ファザーのことも「オッサン」と呼ぶはずで、自覚のない血縁説を唱えたいところです。

  • ネタバレになってしまうけど、おまけドラマでは覚醒直後のヒイロの台詞が足されてて、「出来損ないが遺伝したという意味だ」と言ってるのだ……ヒイロはJrとファザーは血縁と判断している。 #GWFT
  • でもファザーは身に覚えがない。私の最悪の想像では、敵対勢力側でガンダムパイロットのクローンを製作した可能性がある。そいつらが出揃うのがMC0022年、そしてオペレーション・ミュートスが発動。という妄想。 #GWFT
  • @*** あれだけの事故なら、いろいろ検査や処置をやっているはずですから、意識がない間何されてたか本当に分からないです。 #GWFT
  • 15年頭に入院、同年一度目の春に結婚、そして数か月で家出、推測Jrは15年二度目の春生まれくらい? ……やだやっぱり計算合うじゃないか…… #GWFT
  • 出揃う=パイロットとしての適齢期に達するという意味で。 #GWFT
  • あ、クローンじゃなくて、遺伝子デザインベビーという可能性があるのか。そして向こうでも覚醒に際して(都合のいい)記憶をインストールして、本人っぽいものに仕立て上げると。 #GWFT
  • 4歳くらいで脱走し、インストールされた記憶をもとに孤児院にたどり着く。で、自分のコピー元であるファザーを親父呼びと(この場合、デュオ呼びの方が整合性取れるんだけど)あらやだ辻褄合うじゃないの……。 #GWFT
  • 「あのオバサン、俺の髪の毛切らせねえぞ」とピンポイントで言ってきてるのが怖いんだ……。「あんたら、俺をデュオとして育てようとしてるのか?」と言いたげに見えて。 #GWFT
  • 敵勢力にデュオがいっぱいいたりして。はっはっは(UCの展開を思い出して震えつつ) #GWFT
  • @*** 今までのは妄言で、冷静に考えてみましたが、素のままでは連携が取れずに自滅すると思います。 #GWFT
  • ところで妄想の続きとして、名前こそデュオだけど家族になってくれば孤児院メンバーとファザーの愛情にほだされて、だんだんデュオとしての記憶がどっかにいって、Jrとしての自我が確立すると萌えます(そして反抗期へ)。何言ってるんだ私は。 #GWFT
  • @*** 歌舞伎役者は2、3歳で初舞台を踏むと聞きます。ほんとに教育次第だと思います。というわけで、Jrについての最悪妄想も妄想で済む可能性は十分にあると思っています。 #GWFT

2011年3月7日

ガンダムの加速性能を検証したい

超おひさしぶりに帰ってきた、お遊び検証シリーズです。

推進システムの性能をあらわすパラメータのひとつに、「推力重量比」というものがあります。
ものすごくざっくりいうと、「その機体が最大何G出せるか」を表す数字であり、さらにはそれが1を超えていれば「地球上で垂直離床可能」であることにもなります。もっとざっくり「その機体が地上に対してホバリングできるかどうか」(正確にはもっと条件が要りますが)と言ってもいいかもしれません。
この推力重量比を求める式は、以下の通りです。

推力重量比(T/W) = 推力(kN)/機体重量(kg)×重力加速度(m/s2
なお、1kN = 1000kg・m/s2 とのこと。

重大な追記

推力にkgと書かれている場合、kg・m/s2の略ではなく、kgf(重量キログラム)の略であるようです。1kgf = 9.807Nだそうですので、数字がまるで変わってきます。以下、計算を過去のものと併記しますが、今回の方が正しいような気がします。2年半もすみません。

ところで、EW版に新規登場するMSは、重量と推力の数字が明らかにされているので、この推力重量比を求めることができます。
推力の単位がなんか微妙な上に、総推力なのか推進システム1個あたりの数字なのかいまいちよく分かりませんが、まあ目安にはなるだろうということで強引に計算します。

ウイングガンダムゼロ

とりあえず、こいつが垂直離床できないのはイメージに合わないので、真っ先に計算します。

T/W = 88.15kN / 8000kg × 9.807m/s2 = 88.15kN / 78456N = 1.124

何とかイメージどおりに飛べるようです。純粋な加速性能では現代の戦闘機にすら微妙に負けていますが、機体構造材やその他のスペックが化け物なんだから比較してはいけません。

88150kgf = 864487.05N
T/W = 864487.05N / 8000kg × 9.807m/s2 = 864487.05N / 78456N ≒ 11.011

11G出せるらしいです。以下だいたい似たような数値になりますがお付き合いください。

トールギスIII

翼で飛ぶのではなく、ブースターの力技でぶっ飛んで行きそうな代表格。

T/W = 87.003kN / 8200kg × 9.807m/s2 = 87.003kN / 80417.4N = 1.08

87003kgf = 853238.421N
T/W = 853238.421N / 8200kg × 9.807m/s2 = 853238.421N / 80417.4N ≒ 10.61

おおむねイメージどおりです。TV版では15G出るという設定をどこかで聞いた気がしますが、直線加速でかどうかは忘れました。調べてこよう……。

ガンダムデスサイズヘル

どうせ飛べないだろうとたかを括っていたら、思ってもみない結果が出たのでのけぞりました。

T/W = 75.38kN / 7400kg × 9.807m/s2 = 75.38kN / 72571.8N = 1.039

75380kgf = 739251.66N
T/W = 739251.66N / 7400kg × 9.807m/s2 = 739251.66N / 72571.8N ≒ 10.19

飛べるんだ……! あのアクティブクロークでは飛行自体は無理じゃないかと思いますが(それを言うならクロークの重量差分が200kgとかないわ)、ステルス格闘機が地上/宇宙を1G10G加速ですっ飛んでくるのは十分脅威だと思います。怖いです。

ガンダムヘビーアームズ改・ガンダムサンドロック改・サーペント

T/W = 73.75kN / 8200kg × 9.807m/s2 = 73.75kN / 80417.4N = 0.917
T/W = 72.03kN / 7900kg × 9.807m/s2 = 72.03kN / 77475.3N = 0.930
T/W = 72.03kN / 8100kg × 9.807m/s2 = 72.03kN / 79436.7N = 0.907

T/W = 723266.25N / 8200kg × 9.807m/s2 ≒ 9.00
T/W = 706398.21N / 7900kg × 9.807m/s2 ≒ 9.12
T/W = 706398.21N / 8100kg × 9.807m/s2 ≒ 8.89

この3機はまあ、妥当な数字だと思います。

意外な伏兵・アルトロンガンダム

T/W = 74.76kN / 7500kg × 9.807m/s2 = 74.76kN / 73552.5N = 1.016

思ってもみなかった結果、その2。できるんだ……!

T/W = 733171.32N / 7500kg × 9.807m/s2 ≒ 9.97

計算しなおしたら意外でも驚きでもありませんでした。普通に10G近く出ます。恐ろしい……。

いかにも飛びそうなウイングゼロとトールギス以外にも、デスサイズヘルとアルトロンに推力重量比が高めに設定されているということは、機敏に動く機体だというイメージがついているからでしょうか。

以上、Wikipediaを参考に算出しましたので、誤りがありましたら是非お知らせください。
よろしくお願いいたします。

2013/09/09:壮絶な勘違いをしていたことが発覚したので大幅改稿しました。

2011年3月2日

おまけドラマが2倍楽しめるかもしれない?私家版用語解説

以下、おそろしくネタバレしています。

Frozen Teardrop 贖罪の輪舞単行本にはそれぞれおまけのボイスドラマがついていて、下巻の方は「出撃! 白雪姫と魔法使い」というタイトルのミニドラマだったのですが、これまでガンダムWにはなかったあるシーンを克明に描いているので、おまけのくせになかなかの重要資料と化しております。

これに関しまして、有志内でお互いに起こした台詞を突き合わせて「ほぼ正解であろう」と思われる台本の復元に成功しております(この間わずか30分)が、実際には是非ご自分の耳で確かめていただきたいので、「これ何のこと?」と思われる用語の解説のみにとどめておきます。

また、いくつかの用語は私の憶測が混じっていますので、誤っているかもしれませんし、物語の展開や設定の公開によって今後変わるかもしれません。
あくまでも参考に留めていただければ幸いです。

繰り返し申し上げるようで何ですが、実際に聞くに限ります。

インパルスドライブ反応炉(Impulse Drive Reactor)
推力を得るための反応装置。動力源は(ACと設定が変わっていなければ)核融合と思われる。
※元ネタがスタートレックなら、たぶんこれで合ってる……。
インジェクター(Injecter)
燃料噴射装置、転じてエンジンコントロールシステムを指すと思われる。
ナイナー
「9」のこと。ドイツ語では「ナイン」は「否」の意味になるため、語尾を変化させている。
※他人と通信をやりとりするための発音なので、ヒイロがちゃんと会話してる(相手はヴォヤージュのオペレータ?)!と無闇に感動しました。
イグニッションコイル(Ignition Coil)
エンジン点火装置。おそらく現代のそれとは技術も規模も違いすぎるのではないかと思われる。
タクシー(TXY)
タキシング(地上滑走移動)の略。航空機の場合は誘導路上で車輪で行うことが多いが、スノーホワイトが可変機かどうかは未だ不明のため、車輪移動か歩行移動かは不明。
これはTwitterのフォロワーさんに教えてもらいました。感謝!
ランウェイ(Runway)
滑走路。ここではおそらく、カタパルトが通過する発進路のこと。
プリズム粒子コーティング
"標的から見た角度に対してのみ、装甲の構成面レベルで自機の姿を完全に消す事の出来る特殊ステルス"技術(Wikipediaのガンダムデスサイズの項より)初出は『ティエルの衝動』。
タリホー(Tally Ho)
キツネ狩りにおいて、猟犬をけしかける掛け声のこと。転じて、『目標視認』。

補足

なお、ヒイロが搭乗にあたって生体反応ロックをかけたのも、このおまけドラマの冒頭であり、MCファイル4の展開は、このドラマを把握していることが前提となっているようです。