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このブログについて

本ブログは、新機動戦記ガンダムWの新作シリーズとして最近ガンダムエースで展開中の『Frozen Teardrop』、および『Endless Waltz 敗者たちの栄光』の考察・感想・情報収集のために運営しております。基本的に、どこよりも早いニュースや、あらすじの掲載はありません。にも関わらず、発売日以降は既知としてネタバレ全開で扱いますので、悪しからずご了承くださいませ。


エントリは、誤解を招く内容を発見した時や、状況が変化した場合に加筆修正する場合があります。

2014年4月3日

フローズン・ティアドロップ9巻雑感

発売からかなり間が空いてしまいましたが、通して読んだところで雑感を残しておきます。
AIについては連載当時にさんざん荒ぶったので、主にファザーについて。
かなりひとりよがりなことを書いていますが、所詮は個人の感想だと思って流していただければ幸いです。

2014/04/02のつぶやきより

  • TV本編と違うというか、隅沢Wは、男(広義に人間)ってやつはどうしようもないバカなんだよという可笑しみ成分が増えてる気がする。個人的に端的に出てると思うのが弱冠17歳で看護婦に手を出したトレーズと、平和な時代での身の処し方が分からなくて落ちるとこまで落ちたデュオ。
  • ここでいうどうしようもないバカっていうのは、情けないとか、いつかその行動が自分の首を絞めるかもしれないのに若さゆえの勢い・無思慮や老いゆえの傲慢としてやらかすとか、それくらいの意味とお考え下さい。
  • @*** 娘を看護婦としてトレーズの元に送り込んだところまでデキムの陰謀と思っております。閣下の出生を鑑みるに、初めて自分が無力となり、女性に厳しく接せられたとなると、こう、コロッと行ってしまっても無理がないと感じるというか……。(笑)(すみません)
  • @*** しかし全てがデキムの陰謀だとすると、たいへんエロイ検体(お察し下さい)&試験管出産というコンボも可能になってしまうので、仕組まれた出会いでもできればそこに一瞬でも愛があった方が幸せだったかもねという、これはこれで私のロマンなのです。本当にすみません。
  • エロイ=えげつない・ろくでもない・いやらしいの略
  • 個人的ロマンを作品にするというフィルターを通さずに開陳することがこんなに恥ずかしいとは思わなかった。
  • 私のファザーの好きなところは、大人になってからの成長物語がめっちゃ詰まってるところです。(ここめっちゃ長い説明がありましたがさすがに気持ち悪いと思って消した)で、その成長の結実が、養子としたJrの「俺は生きると決めた!」なんですよ。物語中でJrがそう決意表明する理由はファザーの思いとは無関係どころか戦いの決意とセットなんでむしろ真逆なんですが、居場所が見つからなくて本当は死にたいと思っていたファザーから、子がその正反対の決意を受け継ぐ流れとしてはあそこが完成形なわけでして、もうそれが大好き。
  • ……ということが形にならずにもやっていたのを、日曜日に人の萌え語りを聞いていて急に言語化されました。
  • さらに、Jrを育てきり戦場へ旅立っていくのを見届けたあとは、身体は例え朽ちる寸前であろうとも、心だけは少年に戻って再びヒイロと戦いをともにするわけですよ。私は性別が違うのでちょっと自信がないけど、これは一種の男のロマンではなかろうか。心底羨ましくかつ萌える。
  • ちなみに普通の男のロマンと若干様子が違うのは、ヒルデがいつまでも過去の悪行を許してくれないところだと思います。でもそれが良い。常道だったらよりを戻してると思う。
  • @*** 人生の終盤でそれまで得られなかったものを取り戻す、というのはひとつのロマン定形だと思いますが、今後よほどのことがない限りヒルデからの愛は戻ってこないだろうなというのが、こう、こやつめハハハみたいな正直な女性としての感想です。

ロマンばかり連呼している頭の悪いつぶやきです。

2014年4月1日

Endless Waltz Blu-ray BOX発売記念イベント

2013年11月のTV版BOX発売記念イベントに続いて、今回も行ってまいりました。
が、短い日程の中に用事をギュウギュウに詰め込んでしまったのと、イベント直前の移動が厳しくて遅刻寸前&合流で手間取ってしまったため、写真もつぶやきも一切残っておりません。なんてこった。とてつもなく楽しかったことは確かなのですが。

写真や、壇上で何が話されたのかは、公式によるレポートが詳しく載せているので、ここでは割愛いたします。

前回も配布されたポストカードですが、今回は全員内容は同じで、宣伝用キービジュアルと、BOX2ブックレットのヒイロとリリーナのイラストを使用した2枚でした。

自宅で観る時は特別篇がほとんとで、OVA版は滅多に観ていないのですが、改めてじっくり観るとOVA版はコンパクトにまとまっていて、これはこれで良いものですね。

翌朝はサラリーマン恐怖の年度最終日でしたので休みを取るわけにも行かず、朝5時に宿泊先を発って新幹線に乗り込み、9時前に会社着というエクストリーム出社を決めておりました。

2014年2月28日

ゼクス・ファイルの感想(1)

以前から存在だけは確認されていたゼクス・ファイルのお話が始まりました。
過去に属するファイルはこれで最後と思っていいのでしょうか。それとも指導者ヒイロ・ユイが死ぬとこまであったりするのでしょうか。
何にせよ。まだ章の序盤なので予想は少なめです。

2014/02/26~27のつぶやきより

  • FT今月の腹筋家出ポイント:1.やっぱりその辺に捨ててあったっぽいヒイロ 2.ヒイロの想像を超えたバグりっぷり 3.急にEXAのレオスごっこを始めるカトル様 4.そーらーをこーえてー ラララつーきーのかーなたー
  • 今月の記述をもとに脳内で想像のゼクスファイル概要をこねあげたので、どこまで当たってるかどこが想像の斜め上になるか楽しみにしたい。
  • とてもじゃないけど、あの人が故人だという気がしない。MIAなだけなんじゃ……。
  • @*** 催眠ガスで倒れなかったので、義体かもしれないと思ってます。何故なら私がうれしい……。ヴァンの耐G能力もなんかおかしいですし、人外の可能性は高くなったかと。
  • わかったぞ火星にはプラフスキー粒子が(ここでツイートは途切れている)
  • 2巻までつらつらエピソードを遡って妄想するに、もしあれとあれが繋がっているなら、すべてはあの病院から始まった、ということなのかもしれない。
  • 進行的に10巻相当なのに今更2巻の話をしている我々。
  • ……何だかんだで伏線が回収され始めて、改めて序盤の頃を思い出したりしていると、終わりが近づいてきてるんだなと思います……さびしい……。/もちろん、まだまだ続くんだぜ! というのもありえなくはないのですが、どう考えても今クライマックス前の溜めの時期だよなあ。
  • ポンコツなヒイロかわいい(寝言)
  • ヒイロがバグったのに特に怒りも湧かないので記憶を遡ってみたら、2345全員何らかの経緯でバグったことがあったんだった。今更か。
  • なんでbabelをbavelと綴った上に直接は合ってない「混乱」とか訳当てるんです? というところに1日かかって答えに辿り着いた。ああ書くしかないわ(匙投げ)/途中でヘブライ語の発音の手引まで読むことになった。勉強になりました。
  • あのくだりはぶっちゃけて言えば「風土や時代が違えば受け入れられる主義も変わる、普遍的な主義というものは存在しない(もしくはとてつもなく難しい)というところさえ押さえておけばOKかと。

2014年1月30日

特別総集編の感想

実質「これまでのまとめ」であり、あまり書くこともないのですが、2、3メモっておきます。

2014/01/25~29のつぶやきより

  • 隅沢さんがちゃんとドラマCDの脚本上げてその上で小説を3ヶ月連続落としてないだと……!!(誰か俺を殴れ)(殴ってよい)(あと敗者はずっと脚本やっておられるよね)(いや今月総集編で中身半分くらい再録だけどさ)
  • @*** 線香花火の最後の輝きではないかと無駄に心配してしまいます。
  • 冷凍睡眠しなかったらヒイロも脱け殻コースだったんだ……というのが今月の意外な点。言われてみればそうなんだけど。死んだらリリーナが悲しむしね。
  • @*** (デュオJrについて)「何でもかんでも全部背負い込んで」みたいなこと言ってましたから、「こいつは……親から何も学習していない……!!」とかプルプルしていそうです。
  • 今月の総集編はヒイロが残したボイスレコーダーの再生という体裁である。ふつうにあらすじとして読んでもよいが、冬眠前の記憶が矛盾を起こしていることに気づいて、自分自身で記録を残そうとしたんじゃないかとも取れるように思う。

2014年1月20日

ヒイロ・ユイファイルの感想(2)

「よし、ダムエー最大のネタバレをかますぞ! 今月FT載ってるから!!!」
「な、なんだってーーーーー!?」

というやり取りが感想の第一声だった12月分の感想です。酷いな!
いやあびっくりですね。
ドラマCDのシナリオ佳境って公式が言ってるからてっきりそっちかかりきりで落とすかと思いきや(冷静に考えたら1月現在に至るもドラマCDの脚本担当は未発表なので隅沢さんとは限らないのですが)、結構なページ数でした。満足。

アイリッシュフィドルについて

これまでクラシックがほとんどだった音楽ネタに、急にアイリッシュが混ざってきて非常に動揺しております。
何故ならガンダムとは全く無関係に、アイリッシュフィドルを7年ほど習っているからです(だいぶレアだと思います)これをもってフィドラー全員の公式見解というわけではありませんが、多少補足など。

  • 文中ではヴァイオリンと違うもののように書かれていますが、ヴァイオリンとフィドルは楽器としては全くの同一です。見分けがつくことはまずありません。某有名オーケストラに在籍しているくせに自称フィドラーの人もいますし両方達者な人も多いです。弓も弦もセッティングも同じで、ただ弾かれるシチュエーションが異なるだけです。お店で試奏するとめっちゃ浮きます。
  • しかしながら、好まれる音の傾向がちょっと違うようです。結果、選ぶ弦の傾向が違ってきたり(ナイロン・ガット・スチールの3種ありますが、周囲だとスチールを選ぶ人が多いです)、駒を平らめに調整したりする人もいますが、パッと見て分かる人は演奏者の側だと思います。
  • 猫足スクロールのフィドル(ヴァイオリン)を特にディドル・ディドルと呼ぶ例はないと思いますので、個体についてる愛称だと思っております。他にも変わったスクロールのフィドル(ヴァイオリン)はいろいろあります。ドラゴンとか獅子とか馬とか女神とか。
  • スコティッシュだ北欧だケープブレトンだといろいろある中でアイリッシュを選んできたのは、たぶん、AC世界のコロニーと地球の関係がかつてのアイルランドとイギリスのそれに似通ってるところがあるからではないかと思っています。クラシックで弾かれるヴァイオリンではなくて、民間の日常で弾き継がれてきたフィドルを使うことにヒイロの意図があったのだと理解しています。
  • ちなみにチューンの紹介はない。残念。かわりに弾かれるのはパガニーニのラ・カンパネラである。弾けねえよそんなのましてや数週間で! だがW世界の人間は超人なのでそこをつっこんだら負けです。
  • ヒカルはフィドル持ちだけど、もしかしてヴァイオリニストとしてのそこそこいいヴァイオリンも持ってて、そっちは金策で手放しちゃったのかもしれない。

ふう、気が済んだ。あっさりながら、残りの感想もまとめておきます。

2013/12/25~のツイートより

  • 序盤の序盤すぎて目立ってなかったけど五飛がデレてた。老師ちゃんかわいいよ老師ちゃん。
  • 小さなジュニアはかわいい。ひどいシーンだけどかわいい。
  • ヒルデの超絶出世っぷりに説明がついた。当然のごとくラナグリンに利用されていたわけですが、記憶移植後にきちんと成果を挙げられていたのは本人の地力が良かったのだと思います。
  • ファザーはもう一生かかっても(ていうか残り半生がそんなにないけど)返しきれない借りをヒイロに作った気がするので、責任をとるように。
  • 緑川さん……じゃない、ヒカル姉さん即退場するには割と惜しいキャラだった気がする。
  • 思えば知り合いに記憶なくされるのデュオ的には2回目なのか。トロワの時は口調すら変わってたからなあ。今回はどの程度の削除っぷりなのか。
  • トロワはゼロに乗せたら治ったからヒイロも白雪姫に乗せれば治るんじゃないか(真顔)AIゼクスがエピオンからサルベージされた記憶からできているように、白雪姫にもヒイロの記憶のバックアップがある程度残ってるはず。

ヒイロ・ユイファイルの感想(1)

お久しぶりでございます。
秋から年末までだいぶ忙しくしておりました。
もっとも、そのうち1ヶ月半は風邪を引いて、家ではほとんど寝込んでいたわけですが……。

4ヶ月の間に公式イベント、EW上映会、ガンダムカフェのフェア開催などいろいろありましたので、また追ってレポートを書きたいと思っております。しばらくお待ち下さいませ。

2013/11/25~12/02のツイートより

  • 石野さんがインタビューで25年後ってはっきり言った。公式サイドの発言では初かもしんない。年表でさりげなくAC221とか書かれてたことはあったような気がする。

ピクチャードラマ収録後、イベント直前の収録だったようで、イベントでの話題とだいぶ内容が重複しております。イベントや配信を見損ねた方はだいたいここでキャッチアップできるかと思います。

FT始まるずっと前から指導者ヒイロが好き過ぎたので、今回のヒイロファイルは大喜びです。
とはいえ、なんでTVシリーズでは止め絵くらいしかなかった人物が好きだったのか、自分でも割と謎です。
壮年期の設定画を見れば若い頃は2代目と容姿がほぼ同じだろうとか、Dr.Jたちの動機を察するに恐らくは思想そのものより人となりを愛されていたであろうとか、何となく把握できていたからだとは思いますが。

  • 地味にヒイロ先生25歳(ニート)がじわじわ来る。年齢は推測です。でも地道に市議会議員から始める辺り、私の中でヒイロ先生めっちゃ好感度高い。
  • 少女と花のシーンは、メタ的にはオマージュ元を今更バラしたということかな。
  • 少女が怪物に花を贈るのがあのシーンのオマージュ元だとすると、後世に「ワシの最高傑作」呼ばわりされた2代目ヒイロはもちろんのこと、ヒイロ先生もある意味サムに作られた怪物と化すのだろうか。
  • サムは遠い未来(AC194年のあれ)を垣間見たのかもしれない。
  • あんなシチュエーション再現ねえよ!と言いたいところであるが、公園で楽器練習していたら急に見知らぬ幼女が現れて「お姉ちゃん何してるの」「楽器の練習」「じゃあ千の風になってやって」「弾けません」「私ね6時になったらおうちに帰ってちびまる子ちゃん観るの」「そ、そう……」というやりとりをした実体験がありましてね……。
  • ソルシエールはコスプレ選定で輝いてたのだけが今回の出番でした。新型戦車で連合軍を蹴散らしたあなたの栄光はどこに行ったんだ。

翻ってMC編ではファザー・マックスウェルが久しぶりに登場してまいりました。おじいちゃんあれきりもう出てこないかと思ったのでうれしい。

  • 冷静に考えたらファザー登場は2年半ぶりくらいか。
  • どうやらヒイロの脳内ではデュオを何度も助けてやったことになってるらしい。(ふと手を止めて指折り数える)バルジ強襲以外にそんなとこありましたっけ……?
  • 病院からダイブかまして死に損なったのは忘却の砂時計の彼方らしい。
  • ファザー急にどっから出てきたのと思ってたけど、戦場に老師が駆けつけてきたんだから一緒に来たんだろうと思えば別に不自然でも何でもなかった。本来ヒイロ救出とは別の目的があったのか、異変を察して潜入したのかは分からない。
  • ファザーは一体どういうやり取りを経てリリーナとステラの前からヒイロを拝借してきたのか、ずっと気になっている。もしかして廊下に捨ててあったんだろうか。
  • 今回のって明らかに自分の寿命削って戦いに出てるよねファザー。見た目老齢の戦闘にしては、描写が妙に華々しいような。
  • デュオは「こんなことなら冷凍睡眠してた方がマシだった」だしヒイロは目覚めてみれば25年差がついてて「何食ってこんなにデカくなったんだこいつ軽々背負いやがって(とても不満)」だし、でも戦うのを二人とも諦めてない、そこがいい。
  • 年の差といっても悲しいことばかりじゃないんだよ。生きているうちに再会できたんだよ。それが新たな戦争のせいだというのは酷い話だけど、最悪リリーナとたった二人の戦争を生き抜かなければならなかったかも知れないことに比べれば、なんと心強いだろう。
  • @*** で、片方は老化が激しくて、恐らく次はないんです。一緒に戦えるのは多分これが最後ですよ。これは熱いです。
  • 異常老化しても戦うのを諦めない人の話としてはMGS4のオールド・スネークである。小説版があるんだけど、筆者が末期がんと闘いつつ書かれているせいか老いや苦痛に対する描写ひとつひとつが凄まじい。凄まじくて苦しくてでも、戦うのを止めない。ファザーにも同じものを感じている。
  • イメージトレースもクローンもあるけれど、ファザーはその手の不自然な技術は拒否しそうな気がする。俺だけが俺の肉体と魂の主人だ、みたいな感じで。

余談ながら、MGS4の小説は「メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」というタイトルで文庫化されております。機会がありましたら、是非。